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二百三高地 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 二百三高地
製作国
上映時間184分
劇場公開日 1980-08-02
ジャンルドラマ,戦争もの,特撮もの,歴史もの
レビュー情報
《ネタバレ》 戦争を扱った映画を右よりだとすぐに批判したり、いいや人間ドラマだと賛美すると言った議論はこの映画に限ってはしたくない。出ていた俳優、すべてがよい。特に軍人をスタイルで具現化した乃木希輔が近代戦争の前で立ちすくむ姿を仲代達也が好演しています。特に二人の息子を戦死させて、ランプの明かりを落としてじっと耐えるシーンはよかったです。長谷川明夫の職人が子供たちを神社で別れるシーン。子を持つ親としてオーバーラップしてしまいます。日本の舞台を城下町金沢に選んだのも、センスのよさがうかがわれます。最後のシーン、乃木希輔が奏上中に泣き崩れるシーン。その乃木にそっと手を置く明治天皇。実際にあった話だけに忘れられないシーンです。このシーンにかぶさって、さだまさしの「防人の歌」が流れます。多くの指導者がその後早世したり、非業の死をとげているのも、ショックでした。「防人の歌」が流れるラストシーンだけでも10点をあげたいです。
ジブラルタの星さん 10点(2004-01-29 11:24:51)
その他情報
作品のレビュー数 51件
作品の平均点 7.14点
作品の点数分布
000.00%
111.96%
200.00%
311.96%
400.00%
5611.76%
6713.73%
71631.37%
8917.65%
9611.76%
1059.80%
作品の標準偏差 1.77
このレビューの偏差値 59.12
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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