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海街diary のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 海街diary
製作国
上映時間128分
劇場公開日 2015-06-13
ジャンルドラマ,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 半年前に70歳になった私にとって、こういう映画はもっとあって欲しいと思わせるものがあった。
若い人にとっては物足らないであろうストーリー展開や演技の単調さ。
でも私には監督が漕ぐ自転車の後ろに座って、溢れるばかりの物語と眩い演技のトンネルをくぐっているようで、幸福な時間を過ごすことができた。
演者のちょっとした仕草や台詞でその背景を見せる監督の力量は確かに伝わってきたからだ。
そのいちいちをここに記すのは厄介なので省略するが、他の方が触れていなかったシーンで一つだけ記すと、
千佳が竹輪カレーをもりもり食べる演技と、すずに「いつか聞かせてね、お父さんのこと」という台詞。それを聞くすずの表情と、その後のすずが口の中にカレーがいっぱいで聞とりづらいが「釣りが好きだった」という台詞・・・(カーット!と言ってテイク2を撮ることは簡単なのにそれを使った事によるリアリティ感、いいと思った)。
私には2時間ちょっとが短く感じられ、これで終わるなら続編も見たいと思いました。

ただ一つ違和感を感じたのは「海街diary」というタイトルかな。「海街」を感じさせたのは浜辺のシーンではなく、キーパーの子の家がしらす漁師の家だったことと、その新鮮なしらすのエピソードぐらいだったから。
題名が以前視聴した「海街チャチャチャ」という韓国ドラマを想起させ、あちらの方が「海街」として私にはすんなり入ってきた。
でも、「海町」ではなく「海街」にした意図はあったはずで、そこが鈍感な私には伝わってこなかったというだけのことかもしれない。
そしてdiaryという意味も。
karikさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-06-05 21:35:33)
その他情報
作品のレビュー数 81件
作品の平均点 6.63点
作品の点数分布
011.23%
100.00%
200.00%
333.70%
433.70%
589.88%
61619.75%
72935.80%
81417.28%
956.17%
1022.47%
作品の標準偏差 1.62
このレビューの偏差値 55.21
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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