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《ネタバレ》 おいちゃん役は3人目ですが、下條正巳さんの墓前で寅を見かけた時の顔は絶品でした。下條さんじゃなくちゃできない表情に思えました。
温泉宿で寅と過ごし、翌朝寅の置き手紙を見て 「大人物は反省して去ったか…」 諏訪飄一郎こと志村喬さんならではのあの空気感、これも他の方では難しいでしょう。 後の方でさくらとの駅のシーンも素敵でした。二人の周りを流れる時間と空気がすばらしかったです。さくらが兄から預かったというお金の入った封筒(恐らく話を聞いたさくらが用意したのでしょう^^)を受け取らず、さくらのエプロンのポケットに押し込む所も泣かせます。 そう言えば前の晩、寅がさくらの家にやって来てみんなで酒を飲んだはずですが、そのシーンは描かれません。 でも、「寅次郎君の言うように、あれは私に似て、頑固なだけで、面白くも可笑しくもない人間ですが、 どうか、よろしく」と帽子を取って頭を下げる味のある語りの中で、きっとお酒を飲みながら寅がそう言って博に説教でもしたのかなと思わせるところが憎い!! いろいろ書きましたが肝心のマドンナについてまだ書いていません・・・書けません。 大原麗子さんが目に一杯涙をため 「寅さん…、私泣きそう…」 この段階で私の心は「早苗」に奪われていましたので^^ 【karik】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-04-20 20:10:04)
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