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父と暮せば のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 父と暮せば
製作国
上映時間100分
劇場公開日 2004-07-31
ジャンルドラマ,ファンタジー,戦争もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  先日「母と暮らせば」を映画館で観て、気になっていたこの作品をDVD鑑賞しました。
 井上ひさしが舞台用に書いた脚本ですから、演劇的な手法が使われていてそれを嫌う人もいるようですが、わたしは映画というファンタジーの世界に自然に取り込まれているので違和感は感じませんでした。
 そして何よりも宮沢りえのアップで、表情が手に取るように伝わってくると言う映画ならではの特徴が、特にラストシーンで見事に生かされていたと思います。自分を責めていた苦悶の表情がすうっと晴れて、透明感のある清らかな笑顔は見事でした。
 原田芳雄の「広島版一寸法師」は逆に演劇手法そのものでしたが、単調になりがちなストーリー展開に強烈なアクセントをもたらす効果もあり引き込まれました。
 総じて「母と暮らせば」より良くできた作品だと思いました。
 ただ、ラストの原爆ドームと二輪の花は謎でした。宮沢りえが笑顔で料理をしているところに木下がやって来て、将来に明るい余韻を残す終わり方でも良かったと思ったからです。
 でも、ああいった謎の設定も映画的でありかなと思いつつあります。
karikさん [DVD(邦画)] 8点(2016-02-01 22:26:25)
その他情報
作品のレビュー数 38件
作品の平均点 6.32点
作品の点数分布
000.00%
125.26%
200.00%
337.89%
437.89%
537.89%
6513.16%
7923.68%
8923.68%
937.89%
1012.63%
作品の標準偏差 2.15
このレビューの偏差値 53.63
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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