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珈琲時光 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 珈琲時光
製作国日,台湾
上映時間108分
劇場公開日 2004-09-11
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 淡々とした物語は、観る人によっては、消化不良な印象もあるだろう。台詞の少ない登場人物に退屈を感じてしまうかもしれない。しかし僕はこの映画は素晴らしいと思う。ラストシーン、ホームに陽子と肇、去っていく電車、そして流れ出す音楽、これには震えた。妊娠してシングルマザーで生きていくことを決めた陽子、その陽子に思いを寄せるも、打ち明けられず、ただ見守る肇、二人のおもいが確実に時間の流れとともに変化し、成長し、頼りないながらも未来へと進んでいく、その刹那をこのラストのシーンで感ずることが出来た。丁寧にとらえている東京の風景は、監督の愛情に満ちていて、懐かしさを感じさせるものである。小林稔侍さんの演技も良かった。台詞が少ないながらも、娘との微妙な距離関係をうまく演じていた。この映画は決して古臭くない。これから目指すべき作品だと思う。
K・Tさん 9点(2004-10-11 23:39:26)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 5.28点
作品の点数分布
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114.00%
2312.00%
3312.00%
4416.00%
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7416.00%
8520.00%
914.00%
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作品の標準偏差 2.34
このレビューの偏差値 56.79
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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