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荒野の七人 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 荒野の七人
製作国
上映時間128分
劇場公開日 1961-05-03
ジャンルアクション,ウエスタン,シリーズもの,リメイク
レビュー情報
《ネタバレ》 分かりやすいストーリーで、シンプルな展開なのでとても観やすかったです。音楽が際立っていて良いです。味方と敵ははっきりしているが、善と悪の区別で考えると、はたしてどうなるだろう?ラスト10分の目まぐるしい銃撃戦の最中で、善と悪の区別が一旦リセットされたかのように感じました。今までカルベラ達は、収穫物などを農民たちから略奪していました。、農民たちから見ると「奪われている」ことになります。農民たちが自ら奪って欲しくてされているわけではない。逆にラストでは、村長が村を助けてくれたクリス達へ一言、「お礼に収穫が取れたら渡します」と言っていました。これは、農民たちから見ると「自らすすんで与えている」。物の動きはとても似ているのに、それに付随する農民の気持ちは真逆です。カルベラ達と、クリス達の決定的な違い、それは農民からの目線です。仮に、ラスト10分のあの銃撃戦の最中、農民たちがカルベラ派になっていたらどうなるだろう?きっと、クリス達は負けたんじゃないだろうか。そして、カルベラ達は、今回の事を学習する能力があるとするならば、今後農民が反乱を起こさないように、略奪を少なめにしたりして、農民たちとの関係をいい感じに持っていくのではないだろうか(マフィアのように)。善=賢い、悪=頭が悪い、という設定になっているので、必然的に農民達はクリス派にならないと話が拗れてしまうけど、これが善=頭が悪い、悪=賢い、ということだって往々にしてあるはず。もっと考えてみると、カルベラ達が頭が悪かったおかげで、クリス達が善として映ったのかも知れない。七人の侍とはまた別な映画に見えるくらい、オリジナル感がありました。
VNTSさん [DVD(字幕)] 7点(2010-06-29 21:09:14)
その他情報
作品のレビュー数 154件
作品の平均点 7.29点
作品の点数分布
000.00%
110.65%
200.00%
321.30%
410.65%
5159.74%
62717.53%
73824.68%
83623.38%
91912.34%
10159.74%
作品の標準偏差 1.61
このレビューの偏差値 48.87
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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