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相米は子供を舐めている。子供ごときが映画の世界に足を踏み入れるなと憤慨している。映画は大人の男と女の機微を描くアダルティな世界なのだと信心している。でも何故か子供を題材にした映画ばかりをやらされる。仕方ない、大人の世界のチビシサを教えてあげようと、とことん子供をイビル。そして作中に必ず「子供が足を踏み入れられない、立ちいれない大人の聖域」を作り込む事で映画全体が子供に蹂躙されるのを防ぐ。相米映画はそんな彼と子供の戦いを、スクリーンの隙間から窺い知るのが楽しいのである。
【柿木坂 護】さん 7点(2003-09-29 16:27:40)
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