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品行方正なお坊ちゃま体質の東宝では、やはり植木等の無責任キャラは社内でも抵抗があったのだろう。ピカレスクロマンの様相を呈していた無責任男のキャラが、「日本一のホラ吹き男」辺りから「有言実行のスーパーサラリーマン」に変貌していく。この「日本一の男」シリーズでは、他のクレイジーのメンバーの出演も減っていき、本作ではラストエンディングでの谷啓の客演が光る程度。シリーズの実質的なバイプレイヤーは、人見明や藤田まことが担っていくことになる。物語としては「ゴマスリ」という、本来小市民的なセコイ行為に、植木のキャラで豪快に展開させる事でスケール感をかもし出しているのはお見事。
【柿木坂 護】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-08-07 20:24:56)
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