Menu
 > 作品
 > ラ行
 > ラスト サムライ
 > なかがわさんのレビュー
ラスト サムライ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ラスト サムライ
製作国米,ニュージーランド,日
上映時間154分
劇場公開日 2003-12-06
ジャンルアクション,ドラマ,戦争もの,時代劇,歴史もの
レビュー情報
《ネタバレ》 大画面で見てきました。まじめに作られた映画という感じ。日本の良さが表現されている点が大変好印象。役者の選定もナイスだ。渡辺謙の存在感がすばらしい。子役もうまい。小雪の演技も好きだな。
期待して損した「あずみ」とか「キルビル」と比べものにならないと言っておこう。まじめな映画、繊細な映画だ。戦闘シーンもアラがが見えないようにカメラ振り回し、スローモーションの2つで夢を壊さずにすんでいた。NHKの武蔵はとても達人とは思えないへたっぴな動きに夢がさめたもんだ。黒田鉄山先生の演武とか見ていると昔のサムライの動きはとてつもなくすごいと思わされる。それだけに、映画や時代劇のこういう場面では、できるだけ誤魔化してくれ、とそう思うんだな。スローモーション、振り回し大いにけっこうといっておこう。(でも、古武術の専門家から見たらこりゃおかしいっていうアラが見えるのだろうけれども)
けっこうぐっとくるものがあった。最後の方での土下座シーンが特にじーんきた。大きな時代の移り変わりを礼を持って見送る、そういう厳粛な感じがしたんだな。
侍の村で、ネイサンが霊(幽霊じゃないよ)を感じるとかいうシーンがあるけど、日本の精神的な部分をきちんと出してるなあとうれしくなった。
ストイックな雰囲気がナイス。日本の女性の良さをよく表現していたように思う。我が儘な外国映画の女とは違う、日本女性のおくゆかしさ、強さ、優しさ。そういうのが感じられて良かった。ネイサンがたかと軽く口を合わすシーンは、ちょっとショック。ストイックをもっと貫いて欲しかったなあ。たかとネイサンがくっつくのは見えていたけどそれを奥ゆかしく雰囲気だけでとどめておいて欲しかった。
いい映画であった。しかし、2回も見るとあらが見えてきそうで、感動がうすれるのが怖い。1回だけにとどめて、いい映画だったなあと幸せな気分で終わりたい。

なかがわさん 7点(2004-01-13 19:52:51)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 674件
作品の平均点 6.85点
作品の点数分布
010.15%
160.89%
2121.78%
3263.86%
4294.30%
5649.50%
611016.32%
716524.48%
813419.88%
98412.46%
10436.38%
作品の標準偏差 1.91
このレビューの偏差値 50.41
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ラスト サムライのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS