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自由を我等に のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 自由を我等に
製作国
ジャンルドラマ,コメディ,モノクロ映画
レビュー情報
脱獄に成功した男が会社の社長となり、「刑務所」というべき会社を経営しているという皮肉がまずおもしろい。「自由」というものはなかなか易々と答えを見出せない言葉であるが、この映画では本当の意味での自由とは何かということを問いかけているような気がした。そういった意味で、ラスト、唄を唄いながら歩く主人公二人は刑務所から出て初めて、自由を手にしたように思えた。しかし、この自由に対する投げかけは、決して説教臭くなく、コミカルに社会を風刺しながら自由を唄っている点がなんとも気持ちよく、この映画を、ましてや、ルネ・クレールを好きになった一つの要因といえよう。サイレントとトーキーの絶妙なバランスと勇気と希望を与えてくれる音楽も大好きである。
たましろさん 9点(2004-02-16 15:18:07)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 7.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.04
このレビューの偏差値 63.85
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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