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納棺師という職業に着目し、自分の中でストーリー化を暖めていたというモックン。監督もさることながら、その功績は大きいだろう。もちろん、映画鑑賞時間として最適を求めた尺が定義されている中なので、近しい人物の死や、都合のいい流れ?に突っ込みどころもあるだろうが、良質のヒューマンドラマであることに変わりはない。ユーモアの配分も秀逸と言える範囲内。そして何より、単に納棺師の話として小さくまとまってしまわなかったのは、主人公に"妻帯者"を設定したことが大きいだろう。父親の重厚な存在を軸とした新しい生命へのバトンタッチのような背景に物語に深みを与えた裏があると思える。広末を叩く人も多いようだが、自分は広末の存在も充分満足だったということを最後に付け加えたい。
【Andrej】さん [地上波(邦画)] 7点(2009-10-02 05:14:35)
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