Menu
 > 作品
 > ア行
 > 青い鳥(2008)
 > Andrejさんのレビュー
青い鳥(2008) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 青い鳥(2008)
製作国
上映時間105分
劇場公開日 2008-11-29
ジャンルドラマ,青春もの,学園もの,小説の映画化
レビュー情報
自らが経験してきた背景によってこれほど、評価が分かれる題材もないだろう。自分は加害経験者であるが、「誰もが14歳だった」そんな触れ込みで作られるべき映画ではない。難しいテーマではあるが、綺麗な話になどしてはいけないはず。短絡的に事件へと発展した背景を、映像にすることさえタブーと感じる。「忘れるなど、卑怯」その言葉を用いながら、大多数の生徒が忘却へと進む。大多数の生徒が傍観者であったという証拠?そんなリアリティをどうしてつきつけられるのか?「好き嫌いもそれに含まれますか?」少年の放ったこの言葉が全てである。作品として何を伝えたいのか?エンターテイメントとしてこの題材を扱うのであれば自らへの懺悔か、自らの憂さ晴らしか。とても自己主導としか思えない。原作者が少年時代、加害者であったか、被害者であったか、傍観者であったか、そこに多くの興味をそそられるが、吃音の教師の背景を省くことに美学でも感じているのであろうか?こういう現実を忘れてはいけないだろう。しかし「映画」にした意義は最後の最後まで全く掴むことはできない。この映画を道徳教材などに用いる教師が現れないことを切に願う。阿部寛の存在感だけに4点。
Andrejさん [DVD(邦画)] 4点(2010-03-13 00:50:22)
その他情報
作品のレビュー数 18件
作品の平均点 7.28点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
415.56%
5211.11%
615.56%
7633.33%
8527.78%
915.56%
10211.11%
作品の標準偏差 1.56
このレビューの偏差値 36.47
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
青い鳥(2008)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS