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裏窓(1954) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 裏窓(1954)
製作国
上映時間112分
劇場公開日 1955-01-14
ジャンルサスペンス,コメディ,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
もう10年以上前のことなので白状するが、中学生の頃、自室での勉強の合間の気晴らしで、窓から見える公園の様子を双眼鏡で眺めていたことがある。
住宅地の中の何の変哲もない公園なので、特に何があるということでは無かったが、それでもいろいろな人がいろいろな表情で過ごす様を“覗き見”することは、大きな声では言えないが好奇心をかき立てられた。

詰まるところ、この映画は、そういう誰しもが持つちょっとした「好奇心」を、仰々しく膨らませたサスペンスなのだと思った。

窓から見える近隣住人に対してふと生まれた「疑念」。それが主人公の中でどんどん膨れ上がって、自らを「危機」に運んでいく。
彼の「疑念」は正しいのか、間違っているのか。このサスペンスのハイライトはまさにその部分で、観客はその狭間で揺さぶられる。

アルフレッド・ヒッチッコックの「名作」との誉れ高い作品なので、期待感は強かった。
ヒッチコック独特の心理上ので緊迫感は流石だと思った。
ただし、「結末」については、他の同監督作品と同様に”物足りなさ”を感じた。

もう60年近く前の映画なので、一概に現在の価値観ではかるべきではないとは思う。
映画の手法としてこの映画が確立しているものの価値は揺るがないだろう。

しかし、ラストもう「一転」させてくれないと、現在の映画ファンは納得できない。
鉄腕麗人さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-01-17 04:59:33)
その他情報
作品のレビュー数 238件
作品の平均点 7.18点
作品の点数分布
000.00%
110.42%
252.10%
341.68%
493.78%
5229.24%
63615.13%
74920.59%
85422.69%
93213.45%
102610.92%
作品の標準偏差 1.88
このレビューの偏差値 43.82
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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