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思えば昨年の夏頃だったか。この映画は映画館で観るべきかどうか葛藤した記憶がある。
何と言っても、ミラ・ジョヴォヴィッチの大ファンである者としては、大スクリーンで彼女の勇姿を見たいのはやまやま。監督も「リベリオン」でとても刺激的なアクションシーンを描き出した人だけに、期待は膨らんだ。 が、同年の春先に観たシャリーズ・セロン主演「イーオン・フラックス」は最悪の出来……、もう“スーパーヒロインアクション”は「限界」でしょう~というのが、その時の印象だった。 結果的に今ひとつテンションも上がらなかったので、DVDでいいやということになった。 「正解」だった。 いやあ、ひどいなコレは。バリバリのアクションシーンが羅列されるのにも関わらず、退屈で仕方がない。 チープなストーリーの上に、スタイリッシュぶった完成度の低い映像美の連続は、美しくはあるが映画として巧くはなく、少々手の込んだミュージックビデオを見ているようだった。 疲れていたせいもあるだろうが、だんだん字幕を読むのも面倒くさくなって、個人的には最大の“禁じ手”である日本語吹き替えにしてしまった。 ミラ・ジョヴォヴィッチもアクションゲーム好きなのは分かるが、もう少し出演作の内容を選ぶべきだろう。 【鉄腕麗人】さん [DVD(吹替)] 2点(2007-01-16 14:28:26)
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