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犬神家の一族(2006) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 犬神家の一族(2006)
製作国
上映時間134分
劇場公開日 2006-12-16
ジャンルサスペンス,シリーズもの,犯罪もの,ミステリー,リメイク,小説の映画化
レビュー情報
映画監督・市川崑、91歳。
はっきり言って、ただそれだけで、日本の映画界における至宝であり、伝説である。
その大々巨匠が、再びメガフォンをとる(この言い方ももはや年季を感じる)。しかも撮るのは「犬神家の一族」、主演は30年前と同じ石坂浩二、否が応にも驚きと期待が膨らむというもの。

実際、映画の内容がどうであれ、齢90を越える“生ける伝説”が撮る映画である。それがすべてだと思わざるを得ない。
そうして生み出された稀代のリメイクは、30年前のそれと同じく、衰えを全く感じさせない日本のミステリーの礎とも言える物語の見事な“再現”だったと思う。

ストーリー構成、キャラクター造形、シーン設定などそのほとんどが30年前のそれと、ほぼ狂いなく描き出されていることは、新しさには欠け、物語としての驚きはあまりない。

が、それでも観客を引き付けるのが、この物語の魅力であり、描き出した市川崑という映画人の絶対的な“力量”だと思う。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 7点(2006-12-24 02:28:53)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 93件
作品の平均点 5.52点
作品の点数分布
000.00%
111.08%
211.08%
399.68%
41212.90%
52021.51%
62627.96%
71819.35%
833.23%
911.08%
1022.15%
作品の標準偏差 1.60
このレビューの偏差値 55.77
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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