タイトル名	フィクサー(2007)
製作国	米
上映時間	120分
劇場公開日	2008-04-12
ジャンル	ドラマ,サスペンス,犯罪もの,ミステリー

派手さのない渋い演技に賞賛を送りつつも、「ジョージ・クルーニーも随分老けてきたな～」という印象を受けた。（まあ元々遅咲きの俳優ではあるのだけれど……）

アカデミー賞の脚本賞にノミーネートされたこともあり、ストーリー展開には期待したが、淡々とした台詞回しには惹き付けられるものの、展開自体にはそれほど驚きがなかったのは、いささか拍子抜けだった。

しかし、この映画の魅力は、ストーリー展開の面白さというよりは、登場人物たちの一つ一つの表情や、それをクールに切り取った映像美にあると思う。
そういう部分が、物語性以上に見応えのある映画に昇華させているのだと思う。

もっと仰々しく演出しても良いラストの顛末も、主人公の心情を映し出すかのようにあくまで淡々と描き出し、作品としての一貫性があり良かった。

作品のレビュー数	62件
作品の平均点	6.19点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 0 0.00％ 2 1 1.61％ 3 1 1.61％ 4 6 9.68％ 5 14 22.58％ 6 14 22.58％ 7 13 20.97％ 8 8 12.90％ 9 4 6.45％ 10 1 1.61％
作品の標準偏差	1.59
このレビューの偏差値	49.24 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値