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007/慰めの報酬 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 007/慰めの報酬
製作国英,米
上映時間106分
劇場公開日 2009-01-24
ジャンルアクション,サスペンス,アドベンチャー,シリーズもの,ロマンス,小説の映画化,スパイもの
レビュー情報
ダニエル・クレイグが“ジェームズ・ボンド”に扮する新007シリーズの第二作目。
前作「カジノ・ロワイヤル」の完成度がとても高かったので、必然的に続編への期待は高まっていた。
そしてもって、今作「慰めの報酬」も極めて完成度の高いエンターテイメントだった。「賞賛」に値する。

やはり、ダニエル・クレイグが良い。
ショーン・コネリーやロジャー・ムーアが演じた往年の「007シリーズ」に愛着がある世代にとっては、無骨でスマートさがないクレイブのボンド像は、お気に召さないという評価も聞く。
が、敢えて「未完成」のジェームズ・ボンドを描き直し、そこにダニエル・クレイグというワイルドさと危うさを秘めた俳優を配したことは、一つの趣向として圧倒的に正しい。

そして、そこにはこれまでのシリーズにはなかったシリアスさとリアリティがある。

「殺しのライセンス」というものが実際にあったとして、それを与えられる者に絶対的に必要なことは、「自らの感情をひたすらに抑えつける」ということだろう。
ただし、そんなことが端から出来る人間などいるわけがない。たとえいたとしても、そんな人間は“ヒーロー”として決して魅力的でないと思う。

“ライセンス”を与えられ、そこに求められる“絶対性”を極限の状態で徐々に越えていくプロセスこそ、クレイブが演じるこの“007”シリーズの醍醐味であり、これまでのシリーズにはない魅力だと思う。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2009-01-25 02:49:03)
その他情報
作品のレビュー数 124件
作品の平均点 6.16点
作品の点数分布
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975.65%
1010.81%
作品の標準偏差 1.44
このレビューの偏差値 63.71
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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