Menu
 > 作品
 > ナ行
 > 7つの贈り物
 > 鉄腕麗人さんのレビュー
7つの贈り物 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 7つの贈り物
製作国
上映時間123分
劇場公開日 2009-02-21
ジャンルドラマ,ファンタジー
レビュー情報
《ネタバレ》 主人公のベンは、見ず知らずの他人7人に対し、“ある計画”の上で各人の運命を変える“贈り物”を与えていく。
主人公を演じるウィル・スミスの瞳の中に在る決して消えることのない“愁い”が、とても印象的な映画だった。

主人公の「行為」が本質的な意味で正しいかどうか、それを判断することはとても難しい。
別の方法を選択すべきだったとも思うし、本人にとってはそれ以外無かったという決断も理解できる。

自らの中で膨張する思いに耐えきれず、断固たる意志のもとに下した"決意”は、その正当性を度外視して、心が揺さぶられる。
そして、その一連の行動の中で、残酷にも恋に落ち、愛の元で最後のプロセスを実行する様に、涙が溢れた。

この映画は、観客それぞれの価値観において、大いに是非が分かれると思う。
ただ僕は、一人の男がひたすらに苦悩し、不器用で愚かな決断をする姿に、人間の人間らしい部分を感じずにはいられなかった。
物語の美徳的な部分ではなく、そういう人間の不完全さを目の前にし、感動した。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 7点(2009-02-21 20:19:02)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 35件
作品の平均点 4.80点
作品の点数分布
012.86%
100.00%
212.86%
3720.00%
4514.29%
5925.71%
6514.29%
7617.14%
812.86%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 57.43
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
7つの贈り物のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS