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シャーロック・ホームズ(2009) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 シャーロック・ホームズ(2009)
製作国米,独,英,豪
上映時間129分
劇場公開日 2010-03-12
ジャンルアクション,コメディ,アドベンチャー,シリーズもの,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
“シャーロック・ホームズ”の今更の映画化、しかも監督は、ガイ・リッチー。
正直、「なんだそりゃ」と、イメージのアンバランスさに戸惑ってしまった。
更に、主人公“シャーロック・ホームズ”を演じるのは、ハリウッドきっての問題児、ロバート・ダウニーJr.。
流石に“悪ノリ”し過ぎなんじゃないかと一抹の不安を保ちつつ、鑑賞に至る。

予想通り、“悪ノリ”し過ぎている。が、問答無用に”面白い”。

コナン・ドイルの世界的古典「シャーロック・ホームズ」と、ブリティッシュ・ギャング映画を得意とするガイ・リッチーのまさかの融合。
そこに生まれたのは、奇跡的なエンターテイメントだった。

“英国紳士”という世界的なイメージが定着しているシャーロック・ホームズというキャラクターを、180度転じた無頼漢に仕立て直した試みが、何と言っても面白い。
しかも、そこにロバート・ダウニーJr.を配した潔い抜群のキャスティングに脱帽だ。

実は今年に入って、ロバート・ダウニーJr.主演の「アイアンマン」を観たばかりで、立て続けて新たな造詣の”ヒーロー”を演じる彼の姿を見て、自らの”過ち”を糧にして新境地を切り開いた役者魂を感じずにはいられない。

混沌とする現代社会は、汚れのない真っ当なヒーローなんて真実味がなくて魅力を感じないのだと思う。
不潔でだらしなくて、多少強引に「正義」を貫く新たなヒーローの姿に、共感し喝采を送る時代なのだ。

ただし、「アイアンマン」と並び、これでヒーローシリーズの主役を張り続けるしかないロバート・ダウニーJr.には、ぐれぐれも真っ当に俳優業を続けてほしいものだ。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 8点(2010-03-14 03:05:21)
その他情報
作品のレビュー数 128件
作品の平均点 6.05点
作品の点数分布
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221.56%
353.91%
4118.59%
52519.53%
63527.34%
73225.00%
8118.59%
953.91%
1021.56%
作品の標準偏差 1.53
このレビューの偏差値 58.34
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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