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踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
製作国
上映時間141分
劇場公開日 2010-07-03
ジャンルアクション,サスペンス,コメディ,シリーズもの,犯罪もの,ミステリー,刑事もの,TVの映画化
レビュー情報
酷い。もう一度言う。酷すぎる。

「これは本当に『踊る大捜査線』なのか?」
まるで格好良さの無いオープニングタイトルから始まり、終始そういう絶望的な疑問を抱えたまま、2時間半という時間だけが過ぎた、という印象。

何の緊張感も緊迫感もない展開の中で、お約束的な笑い要素だけが虚しく繰り広げられ、上映中何度も「そうじゃないだろう」と呟いてしまった。

何がどう悪いのか、もうそれを列挙することすら馬鹿らしい。

“THE MOVIE 2”の直後、いかりや長介が他界し、スピンオフ作品は別として、もう「踊る~」の続編は観られないのだろうなということを覚悟した。

それから7年の年月を経ての満を持しての最新作。
当然、”和久さん”の登場はなく、柏木雪乃役の水野美紀も”大人の事情”により降板。果たしてどんな最新作になるのか?という多少の危惧はあったが、それでもとても大きな期待が圧倒的に上回った。
だからこそ、公開初日の初回上映に足を運んだ。

上映が始まり、あまりに魅力の無いオープニングに「おや?」となり、ただただ繰り広げられるチープなコメディ展開に唖然とし、このシリーズ作の全てで魅せてくれていた高揚感の完全欠如に呆然とした。

製作スタッフが入れ替わったのならまだ納得も出来る。
しかし、製作も監督も脚本も紛れもなく「踊る~」を創ってきた者たちである。
それを知っていたからこそ若干のレギュラーキャストの変更を踏まえても、期待が勝った。
しかし映し出されたものは、キャスト陣を含めて、かつてのコンビネーションなんて微塵も無い、ただ「踊る大捜査線」というマスクを被っただけの「偽物」だった。

その根本的な原因が何なのかは知る由もない。
ただ言えることは、この映画が、同じ製作チームによる「自滅」という名の「裏切り」であり、このシリーズ作品のファンに対する「冒涜」以外の何ものでもないということだ。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 0点(2010-07-03 21:51:33)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 76件
作品の平均点 4.37点
作品の点数分布
011.32%
133.95%
245.26%
32127.63%
41215.79%
51418.42%
61114.47%
7810.53%
811.32%
900.00%
1011.32%
作品の標準偏差 1.82
このレビューの偏差値 36.81
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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