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映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊
製作国
上映時間109分
劇場公開日 2014-03-08
ジャンルSF,コメディ,アドベンチャー,ファンタジー,アニメ,シリーズもの,ファミリー,動物もの,リメイク,TVの映画化,漫画の映画化
レビュー情報
新ドラ世代(声優陣が一新された新シリーズ)の劇場版第9作品目は、“旧世代”にも懐かしい「大魔境」。
オリジナル映画である1982年公開「ドラえもん のび太の大魔境」は、無論子どもの頃の何度も観た作品の一つだ。
のび太たち主要キャラに限らず、出来杉君の「ヘビースモーカーズフォレスト!」という言い回しに至るまで、記憶の中に染み込んでいる。

ストーリーそのものは、例によってアドベンチャーに憧れるのび太たちが、アフリカの秘境を探検するというドラえもん映画としてはシンプルなものだが、そこに盛り込まれたF先生のアイデアがやっぱり素晴らしい。
行き着く先が、大昔の地殻変動によって独立した進化を辿った犬の世界という設定や、絶体絶命の窮地を救うのが“10人の外国人”だというタイムパラドックス的趣向が、実にドラえもんらしいSF性とファンタジー性に溢れている。

そしてそんなストーリー展開の中で、ほぼ主人公的な立ち回りをするのがジャイアンであるという点も、オリジナル作品から変わらず、ガキ大将故の不器用さや葛藤を抱え込みながら、作中随一の感涙ポイントである「男気」をしっかりと見せてくれた。(ちなみにジャイアンはこの映画の中で5回位確実に死にかけている)

全体的にほぼ忠実なトレースをしたリメイク作なので、特に不満もないが、同時に特筆すべき新しい発見や表現も無かったことは否めない。
「のび太の恐竜」や「魔界大冒険」などその他のリメイク作が、傑作であるオリジナル作品に対して果敢に改変に挑み、新たな傑作として生まれ変わっていたことを踏まえると、そういった要素が無かったことはやや残念だった。
鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-03-14 23:40:52)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 6.33点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.82
このレビューの偏差値 45.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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