Menu
 > 作品
 > ハ行
 > 犯罪都市 THE ROUNDUP
 > 鉄腕麗人さんのレビュー
犯罪都市 THE ROUNDUP のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 犯罪都市 THE ROUNDUP
製作国
上映時間106分
劇場公開日 2022-11-03
ジャンルアクション,シリーズもの,犯罪もの,ヤクザ・マフィア
レビュー情報
韓国が誇る世界的豪腕俳優、マ・ドンソクが、ビジュアル的な印象そのままに腕っぷしのみで凶悪犯を叩きつける型破りな刑事を演じるアクション映画第二弾。
前作の流れや脇役・端役のキャラクターたちもそのまま踏襲し、二作目にして“ジャンル映画”としての立ち位置を確立している。
このあたりのテイストが、昭和時代に量産された日本のジャンル映画の娯楽性ととても類似してて、昭和娯楽映画好きとしては大変楽しい。時代が違っていれば、日本の警察組織やヤクザ組織から菅原文太や高倉健が登場しそうだ。

世界的に“アクションスター”というポジションが軽視され、脇に追いやれ気味である昨今、個性的にすぎるキャラクター性を発するマ・ドンソクという俳優の存在感は、やはり唯一無二であり、貴重だと思える。
今作でもそんな豪腕俳優が、文字通り所狭しと暴れまくる。ベトナムの狭いアパートの一室での攻防や、路線バス内での最終決戦など、この俳優の巨躯に対して敢えてあからさまに狭い舞台設定をチョイスしているのがまた面白い。

とはいえ、主人公自身はあくまでも所轄の警察署の一刑事に過ぎないので、対峙する悪役も超凶悪ではあるけれど、それほど巨悪というわけではない。故にストーリー的にも極端に大仰にならないことが本シリーズの特徴でもあろう。
ストーリーを振り返ってみれば、所轄刑事と地元のヤクザものとの丁々発止に終止するのだけれど、鑑賞中はそれを忘れさせる「圧力」に圧倒される。

無論その「圧力」は、主演俳優のそれがそのまま映画世界全体に反映されていることに他ならない。
シリーズ作も続々製作されているようなので、豪腕俳優の活躍をまだまだ楽しみたい。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-09-08 23:46:35)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 5.75点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
3125.00%
400.00%
500.00%
6125.00%
7250.00%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 54.65
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
犯罪都市 THE ROUNDUPのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS