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僕らはみんな生きている のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 僕らはみんな生きている
製作国
上映時間115分
劇場公開日 1993-03-13
ジャンルアクション,ドラマ,コメディ,漫画の映画化
レビュー情報
くたくたに疲れた出張帰りの機内で、ひっさしぶりにこの映画を観た。
バブル期の日本映画独特の滑稽な欺瞞に溢れてはいるのだけれど、無性に胸に迫るものがあった。
曲がりなりにも“日本のサラリーマン”を10年続けてきて、彼らの悲哀としぶとさが身に染みる。

真田広之、山崎努、岸部一徳、嶋田久作という存在感たっぷりの4人の演者が、海外赴任のサラリーマンのある種の軽薄さと狡猾さと哀愁を体現している。
4人が織りなす文字通りの“サバイバル”である処世術の様が時に笑えて、時に笑えない。


発展途上国の内戦に巻き込まれた主人公たちが映画の中で繰り返し叫ぶ。

「私たちは、日本のサリーマンです!」

それは、はじめは銃撃戦をすり抜けるための「逃げ口上」であった。
それがストーリー展開に伴い、自分と日本の企業文化に対する「怒り」となり、終いには「誇り」として高らかに宣言される。


ぶっとんだコメディのように見えるけれど、今の時代でも星の数ほどの“日本のサラリーマン”が、世界のあちこちで汗を流し続けていることだろう。
鉄腕麗人さん [ビデオ(邦画)] 8点(2017-08-27 00:58:22)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 29件
作品の平均点 6.69点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.70
このレビューの偏差値 54.51
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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