Menu
 > 作品
 > ミ行
 > ミッション:インポッシブル
 > 鉄腕麗人さんのレビュー
ミッション:インポッシブル のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ミッション:インポッシブル
製作国
上映時間110分
劇場公開日 1996-07-13
ジャンルアクション,サスペンス,アドベンチャー,シリーズもの,スパイもの,TVの映画化
レビュー情報
20年前のこのスパイ・アクション映画は、もはやオールディー的な味わいを醸し出し始めている。
公開当時は、最新のアクション映画として、主演俳優の格好良さを含めてそれなりに満足はしたものの、スパイ映画としてのストーリーテリングにやや物足りなさを感じた。

ただ今回シリーズ最新作の公開を前に改めて観直してみると、娯楽映画としての味わい深さを随所に感じることが出来た。
それは、20年という時を経ても色褪せない普遍的な“巧さ”によるところが大きく、それは即ち今作の監督であるブライアン・デ・パルマの流石の手腕によるものであることを、今更ながらに思い知った。

初見時は、僕自身の映画に対する知識量が少なかったこともあり、キャスティングの巧さを今ひとつ感じられていなかったが、映画冒頭から登場する主人公チームの面々が豪華だ。
そしてのその豪華チームがいきなり初っ端から全滅するわけだから、ストーリーテリング的にもやはり巧い。その後の展開も、このキャスティングの妙を生かしつつ、スパイ映画としての王道的展開をしっかりと踏んでいる。

デ・パルマ監督らしく、カメラワークも当然安定しており、アクションシーンの見せ場もただ派手さだけを追求するわけではなく、緊張感と新鮮味を併せ持っている。
名匠による映画づくりの“確かさ”が、全編にわたって反映されている。

そして、この映画が成功し今なお人気シリーズとして続編が作り続けられている最たる要因は、やはりトム・クルーズの主演俳優として、またプロデューサーとしての存在感の大きさに尽きる。
この第一作時の彼はもちろん若く格好良い。ただそれよりも、20年の月日を経ても主人公としての立ち位置を揺るがすこと無く、格好良くあり続けていることは尊敬に値する。プロデューサーとしてシリーズの商品価値を上げ続けていることも、素晴らしいことだと思える。

シリーズ最新作の鑑賞が益々楽しみになった。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 8点(2003-10-05 23:45:16)
その他情報
作品のレビュー数 369件
作品の平均点 6.72点
作品の点数分布
030.81%
130.81%
220.54%
351.36%
4133.52%
53910.57%
68723.58%
710127.37%
87720.87%
9236.23%
10164.34%
作品の標準偏差 1.67
このレビューの偏差値 54.57
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ミッション:インポッシブルのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS