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ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘
製作国
上映時間87分
ジャンルSF,アドベンチャー,ファンタジー,シリーズもの,犯罪もの,モンスター映画
レビュー情報
ゴジラシリーズのファンなので、この作品のタイトルは勿論知っていたが、シリーズ中もっとも興味が薄い作品だったと思う。
その最たる要因は、やはり、「エビラってなんだよ!」というところ。
今さらエビの怪物が登場したところで、娯楽性が生まれるとは到底思わなかった。
そして、予想通り、“エビラ”に関しては、ゴジラに対峙する相手としてのインパクトはほぼ無い。

ただし、映画としてのつくりは、意外な程に真っ当だったと思う。
主人公たちが偶然流れ着いた孤島で繰り広げるアドベンチャーには、思ったよりもちゃんとした娯楽性があったように思う。
エビラはもとより、作品の顔である筈のゴジラや、ゲスト出演感が強いモスラを、敢えてストーリーの脇に据え、主人公チームと謎の秘密結社との攻防に主軸を置いた展開が、功を奏していた。

「南海の大決闘」と銘打ちながらファーストシーンでは恐山のイタコが登場したり、シュール極まりない「耐久ラリーダンス大会」など、善し悪しは別にして変わった味わいがある作品に仕上がっていることは間違いない。

一方で、雷で復活するゴジラの描写や、意外に悪くはないエビラの造形など、怪獣映画としても決して見応えがないわけではない。
またシリーズ第一作「ゴジラ」で芹沢博士を演じた平田昭彦が、同役を彷彿とさせる眼帯姿で悪役を演じるなど、配役にも面白さがあった。

ハードルをグッと下げて観たからという前提は取り除けないし、出来のいい作品ではないが、ゴジラシリーズファンならば決して観ておいて損はない作品であるとは思う。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 5点(2014-05-07 23:06:59)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 28件
作品の平均点 5.04点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
2310.71%
3310.71%
4310.71%
5932.14%
6414.29%
7517.86%
800.00%
900.00%
1013.57%
作品の標準偏差 1.80
このレビューの偏差値 49.89
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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