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ジャイアンツ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ジャイアンツ
製作国
上映時間201分
劇場公開日 1956-12-22
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
「ジャイアンツ」というタイトルにテキサス、ひいてはアメリカへへの誇り、皮肉、本当のジャイアンツとは何なのかという問い掛けが含まれてる。単純なテキサス万歳、アメリカ万歳の映画ではない。クライマックスでのドライブインでのベネディクトと店の主人との壮絶な殴り合いは感動的で、見ているうちに胸が熱くなって涙が出そうになる。汚れた皿の山の中に倒れたベネディクトの胸に「当店は、いかなるお客様であろうと入店を拒否する権利を有します」という店主敬白の額を放り投げる主人の表情、あの額縁の文句。差別を憎むベネディクトの気持が偏見を持った主人に通じた見事な瞬間だ。リズが後で言う「二人とも心の底は優しいのよ」「あの汚れた皿の山に、あなたが引っ繰り返った時、あなたは始めてわたしにとっての英雄になったのよ。英雄になりたかったんでしょ」の台詞が泣かせる。

ジェームスディーンの遺作でもあるが、つくづく、あまりに若いその死が惜しまれる。いまでも元気だったら、そりゃあ立派な俳優になっていたろうに。
ひろみつさん 8点(2003-11-18 22:26:06)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 56件
作品の平均点 6.73点
作品の点数分布
000.00%
111.79%
223.57%
300.00%
423.57%
558.93%
61425.00%
71221.43%
81119.64%
9712.50%
1023.57%
作品の標準偏差 1.85
このレビューの偏差値 53.72
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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