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久しぶりに、素直に面白い!と言えるスピルバーグ映画に出会った。好意的に見れば、「シンドラーのリスト」や「プライベートライアン」みたいな、戦争告発風テーマパーク+アメリカプロパガンダみたいな映画ばかり作ってる自分を「やばい」と思い出したのかな?この人は、こういうの作ってりゃいいんだよ。実在の詐欺師の話らしいけど、映画が作られるもっと以前たけしと、さんまのテレビ特番で、この詐欺師を取り上げたのを知ってた。ルパンと銭形刑事の関係にも似てるね。誰かも指摘してたが、殺伐とした感じが無いし、ノスタルジックなホノボノ感が見てていい気持ちだが、確かに、もっとハラハラドキドキさせてほしかったな。丁々発止!ってところも、もっと見たかったね。親子愛のドラマのほうに、時として比重が傾きすぎるきらいがあって、それが欠点というか、ああ、やっぱりスピルバーグだなという印象も拭えない。もっと、ドライでクールに描いて欲しかった、個人的にはね。テンポは、あまり良くない。舌足らずな印象をやや受ける。トムハンクスは、いまは、あまり好きじゃないけど、確かに上手い!芝居が軽いよね。デニーロみたいに「上手いだろ、俺」みたいな臭みはない。もっと年取ったらジャックレモンみたいなタイプの俳優になるんだろうな。いろいろ文句も言ったけど、秀作であるのは間違いない。また見たい。ところで、タイトルバックがすごくいい。ここだけは100点満点。カートゥーン風なのがいいね。誰が手がけたのかな。ソールバス?あ、もう亡くなったのか・・・・・。 アッサリしてるけど余韻を残す終わり方もいい感じだ。
【ひろみつ】さん 8点(2004-05-24 18:03:54)
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