Menu
 > 作品
 > カ行
 > 影なき狙撃者
 > ひろみつさんのレビュー
影なき狙撃者 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 影なき狙撃者
製作国
上映時間126分
劇場公開日 1963-02-23
ジャンルサスペンス,モノクロ映画,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 前々から見たいと気になっていた映画。DVD購入してやっと見ました。
いかにもJ・フランケンハイマーらしい硬派の政治サスペンス映画の傑作だと思います。

朝鮮戦争時が舞台で、「洗脳」の恐ろしさ、共産主義の恐ろしさ、そしてアメリカがいかにこの当時
共産主義を恐れ憎んでいたかがよくわかる映画でもありました。

洗脳されて無自覚に殺人を犯すレイモンドも怖いけど、もっと怖いのは母親(アンジェラ・ランズベリーが圧巻!)。
彼女が大統領候補暗殺の指示を与えた後で息子の額、頬、そして唇に濃厚なキスをすることで
この母子が近親相姦であることがわかる瞬間がもっと怖かったです。

主役のフランクシナトラの演技の上手いのにも感心しました。見ていて黒沢清監督のサイコホラーの傑作「Cure」と通じる
部分があるなとも思いました。もしかして黒沢監督はこの映画見たのかなぁ・・・・・・
ひろみつさん [DVD(字幕)] 9点(2016-01-15 14:31:13)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 7.07点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
517.14%
6428.57%
7321.43%
8535.71%
917.14%
1000.00%
作品の標準偏差 1.10
このレビューの偏差値 65.95
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
影なき狙撃者のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS