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血と暴力と狂気、そしてロマンチシズム、センチメンタリズムの見事な融合。NYの体臭がプンプン。ウディアレンが描くNYとまるで別世界のようだ。 トラヴィスが女性とのデートでポルノ映画館に連れてって彼女を怒らせる場面があるけど、あの映画館はNYでは、ちゃんとメインストリートにある、有名な映画館で、普通のカップルも普通に行く映画館らしい。そこへ女性を連れて行くということは、この男としては、精一杯奮発した、気合入れたつもりなんだよ。そこを認識しておかないと、トラビスのズレ方の悲しさ、怖さ、可哀相さがわからないぞ。
【ひろみつ】さん 10点(2003-11-21 01:50:50)(良:4票)
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