タイトル名	パッチ・アダムス
製作国	米
上映時間	116分
劇場公開日	1999-03-19
ジャンル	ドラマ,コメディ,医学もの,伝記もの

どの世界にも、パッチのようなドンキホーテ的人物が本当はいなくてはならない。ここでの評の数々を見ても、０点から１０点まで賛否両論を絵に描いたようだが、ただ一つ思うのは、彼のギャグが笑えないからどうとか言う揶揄があるけど、それは本質を見誤っていると思う。彼の道化が患者に受けた受けないということよりも、その行為が患者の苦しみ、痛み、孤独を確実に和らげたということこそ大事なこと。小児病棟の子供達を笑わせようと孤軍奮闘する場面は、思い出しただけでも笑いながらもジ～ンと泣けてくる。そして廊下のストレッチの上に放置された女性患者を、ちゃんと「名前」で呼んで、優しく元気づけるようにソッと手を握るところは、現在の多くの医者が忘れがちで患者の人権に関わる極めて重要なポイントだ。本当はこういう映画には、テストの採点みたいに点をつけたくない。

作品のレビュー数	208件
作品の平均点	7.27点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 1 0.48％ 2 1 0.48％ 3 3 1.44％ 4 18 8.65％ 5 15 7.21％ 6 26 12.50％ 7 44 21.15％ 8 42 20.19％ 9 26 12.50％ 10 32 15.38％
作品の標準偏差	1.93
このレビューの偏差値	51.95 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値