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4人の食卓 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 4人の食卓
製作国
ジャンルホラー,サスペンス
レビュー情報
とにもかくにも、チョン・ジヒョン1年半ぶりの新作だ。どうせ彼女が出ていなかったら決して観ないであろう映画である。だからあえて、彼女についての事しか書かない。

自分が映画の魅力に取り憑かれ、毎週のように映画館に通い、そしてこのサイトでレビューを書くようになったのも、全ては『猟奇的な彼女』がきっかけである。
つまるところチョン・ジヒョンは自分の映画人生にとっての母であり、憧れであり、女神である。
全韓国人にジェラシーを感じるぐらい『猟奇~』の彼女に夢中になったし、小さな日本海を飛び越えていくぐらいチョン・ジヒョンという女優に期待している。もし魔法のランプが手に入ったとしたら、真っ先に”チョン・ジヒョンに殴られたい”と願うぐらいだ。

そして韓国の公開から長い間待たされ、やっと、やっとのことで公開された『4人の食卓』である。

様々なインタビューで彼女は「前作のイメージを変えたかった」と答えている。前作のイメージが余りにも強烈だったから、舞い込む役も同じようなものばかりだったのだろう。確かに彼女を”ラブコメ女王”という狭いネームに収めてしまうのは勿体ないし、それに同じような役を続けても『猟奇~』を超す事は出来ないと思う。

と観る前に思っていたが、実際に観て衝撃、予想以上のイメージチェンジである。

髪の毛は少し垂れ、目にはくまがあり、頬は少しやつれ、ボソボソと小さな声で喋る・・・。
明らかに『イルマーレ』の都会的でカッコいい役ではないし、もちろん『猟奇的な彼女』でもない。
チェンジどころか、そのベクトルが180度ひっくり返っているではないか!

観ているこっちは『レクイエム・フォー・ドリーム』の鬱病版のような映画にうんざりしてくるが、それだけ彼女が見事に演じているということだろう。
チョン・ジヒョンが自らの思惑通りに、”キュートなラブコメ女王”から”実力派女優”に可能性を広げたことは間違いない。アッパレ。

映画自体は長くて退屈なものだったが、彼女の映画には7点未満はつけないことにしているので。
紅蓮天国さん 7点(2004-06-13 20:32:21)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 28件
作品の平均点 4.14点
作品の点数分布
000.00%
127.14%
213.57%
31035.71%
4621.43%
5414.29%
613.57%
727.14%
813.57%
900.00%
1013.57%
作品の標準偏差 1.98
このレビューの偏差値 57.31
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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