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《ネタバレ》 JFKと比べ、ロバート・F・ケネディ暗殺については、此れまで「ケネディ家の悲劇」という特集ぐらいでしか知る機会が無かった。実際本作の創り方も、ロバート・F・ケネディを主役にしておらず、周りの大物俳優の何気ない会話や流れるニュースから時代背景が見えてくる。最初は何の事か分からなかったし退屈と感じ取れる時もあったが、全体的に雰囲気を楽しむ事が出来た。特にキング牧師の名が出てくるのと大リーグのチケットの遣り取りが印象的である。映画好きなので大体名前は分かったが、シャロン・ストーンだけは気付かなかった。結末で驚いたのは、犯人が中東系だったこと、そして短銃にも関らず余りに犠牲者が多すぎるということである。群集の中に取り押さえる者がいなかったのは悲劇としか言い様が無い。暗殺=アメリカの歴史の最も恥ずべき部分であるが、流石に近年無くなった。ならば平和かというと、真っ暗になる。多分、善人の敵は悪人だが、悪人の敵は善人で暗殺までは行なわないという事だろう。
【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-23 01:50:37)
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