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罪と罰(1983) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 罪と罰(1983)
製作国フィンランド
上映時間93分
劇場公開日 2002-01-26
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
映画全体に漂う寂寥感はいいですねー、ラヒカイネンの孤独感も伝わってきます。けど、なにかパンチ力不足…原作(ドストの作品は全てそうだけど)では登場人物のほとんどが発狂したかのようにベラベラと喋りまくる!独りでも気狂いのように独白する!読み手もその毒気で熱病に冒されたようになりながら読んでいく。このあたりの勢いや破壊力は魅力のひとつなんですが、映画では失われてます。独白やベラベラ喋るのは映画では難しいのは解るんですが、それに代わるなにか(例えば音楽とか)も無いのが原因かも、何かもうひとつ工夫が欲しかった…
そして主人公の犯罪哲学(人間は凡人と非凡人に別けられる、非凡人は法律を犯す権利を持っている)は聴きたかったです、映画の終盤でエヴァとの会話があったけど、なんか物足りない。
全体として「牙を抜かれた罪と罰」という印象で、もっと毒気や破壊力みたいなのが欲しかったです。

映画は映画、原作は原作なのはわかってるんですが、原作もドストも好きなせいか、どうしても比較しちゃいますね。
ペリエさん [映画館(字幕)] 5点(2004-03-14 11:13:59)
その他情報
作品のレビュー数 10件
作品の平均点 5.40点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.69
このレビューの偏差値 48.59
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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