Menu
 > 作品
 > ハ行
 > パッション(2004)
 > ペリエさんのレビュー
パッション(2004) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 パッション(2004)
製作国米,伊
上映時間127分
劇場公開日 2004-05-01
ジャンルドラマ,歴史もの
レビュー情報
イエスの「善性」を際立たせるためとはいえ、やり過ぎでは?というのが正直な印象。あれではサディストの兵士に虐められてるだけになってます。別にイエスでなくて、囚人でも捕まったスパイであっても、虐められる側に同情して見るので同じ印象を持つことでしょう。わざわざナザレのイエスを題材にするなら、相手(兵士など)を貶めてイエスの善性を強調するような手法は取って欲しくなかったです。キリスト教の国では当然知っていることかもしれないけど、イエスが何を訴えようとして人々を惹きつけ、ユダのように離れていき、何故大祭司達に罰せられねばならなかったのかなどを描かないと、イエスの全体像が見えず、映画としては失敗だと思います。個人的にはキリスト教・イエス像と言うと遠藤周作さんの影響が強いせいか、イエスが十字架の上で亡くなった後に起こる奇跡のようなシーンには抵抗がありました。このシーンを挿入したことで、隣人を愛せ、敵を愛せなど「愛」について語るわりには「神の愛」より「神の罰」の印象を強く受けてしまいました。それがアメリカの考えだと言われれば何となく理解できるんですが、個人的には、あまり好きになれません。
ペリエさん [DVD(字幕)] 3点(2005-05-02 14:35:39)
その他情報
作品のレビュー数 133件
作品の平均点 5.23点
作品の点数分布
064.51%
164.51%
243.01%
31914.29%
41612.03%
51712.78%
62115.79%
71914.29%
81410.53%
953.76%
1064.51%
作品の標準偏差 2.48
このレビューの偏差値 46.38
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
パッション(2004)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS