Menu
 > 作品
 > イ行
 > いつか読書する日
 > 花守湖さんのレビュー
いつか読書する日 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 いつか読書する日
製作国
上映時間127分
劇場公開日 2005-07-02
ジャンルドラマ,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 無機質な町でした。あえて海や緑の映像を撮らなかったことが一層、閉鎖感を漂わせている。そんな町の中を、頭のボケた老人が徘徊する映像は、どれほど好意的に見ようとしても、重い気持ちになってしまいます。末期がん、不倫、児童虐待、老人痴呆、ワーキングプアなど、ありとあらゆる不幸が凝縮された幕の内弁当のような映画でした。「不幸」の大バーゲンに、いさかか疲れを感じてしまいます。大場は50歳独身女。「よし」と気合をいれて登る坂道は、60歳になればもう登れないでしょう。そうなると牛乳配達をやめ、スーパーのレジ打ちの仕事に専念するのでしょうか?しかしセクハラ店長が、年老いた大場を見限り、若い女店員に切り替えるかもしれない。いつ失業してもおかしくはない。未婚なので頼れる息子もいない。たった1人になった大場が老境を迎えたとき、どうやって生きていくのだろうか。自宅で孤独死することも充分ある。キャッチコピーは純愛映画ということになっている。しかし内容は「反純愛映画」です。なかなか結婚してくれない独身娘を心配する親がいるならば、是非この映画を娘に見させて欲しい。そしてこう言うのです。「純愛を貫くのもいいけど、大場美奈子のようになるぞ!」・・・・・・・早く嫁にいってくれるかもしれません。
花守湖さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-22 18:16:47)
その他情報
作品のレビュー数 36件
作品の平均点 6.50点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
3411.11%
425.56%
538.33%
6513.89%
71438.89%
838.33%
938.33%
1025.56%
作品の標準偏差 1.85
このレビューの偏差値 51.46
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
いつか読書する日のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS