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《ネタバレ》 見どころは多い。今回の中島ゾンビは、ついにアリスにぶち殺される。ミラのコメントでは「中島ゾンビは強くて、もう倒すのが大変だったわ」と言っている。実際に観てみると、秒殺されている。それでも私は、中島ゾンビの壮絶な憤死を誇りに思う。和製ゾンビ万歳!しかしである。ゾンビ映画の第一人者として君臨してきた私は、ゾンビが、車やバイクに乗り、銃を乱射している様子を観ると、一抹の哀しみを感じずにはいられなかった。従って今回はゾンビの話はしない。見どころは映像です。3D画像は最高峰に近い。特に斧魔人。彼は3D映画の申し子。バスの中まで斧が飛んできやがる。まさに世紀末の映像。斧魔人VSアリスとチャイナ服ガールの戦闘シーンは、2Dでは絶対に到達できない映像レベルに達している。もはやボーンシリーズのアクション映像など過去の遺物だ。3Dという技術は、アクション映画の1つの壁を越えたと思っている。ゾンビの血しぶきが観客席にまで降りかかる。あれもすごい。観客を感染させる気かよ。あのリアル感は是非3Dで味わってもらいたい。もちろんストーリは理解する必要もない。ラスボスだと思われていたグラサン男が、突然いいやつになった。脳みそが割れなければ味方にしても良い。それからアリスは無敵の方が良い。むしろ強すぎるのがアリスの魅力だ。そういう意味ではグラサンに感謝したい。ちなみに私は過去作品の登場人物など、誰1人覚えてない。従ってオールスター映画などと、のたまわれても、ゲームに興味がない世代の我々にはピンとこない。しかしそれでも「映画」として楽しめると言っておく。バイオは3D映画の頂点に君臨するアクション映画だ。そして強き女性たちの物語だ。華麗なチャイナ服ガールや、肉食系金髪ガールが、3D映像で、縦横無尽に躍動する。そして男どもは爽快に全滅する。(痴漢男だけ生き残ったのは残念だ)ただ、久しぶりに三半規管がやられてしまった。私の場合、これほど激しい映像を凝視すると、決まって倒れそうになる。それでも私に一寸の悔いもない。たとえ自律神経が乱れたとしても、この映画を3Dで観なかったら一生後悔していただろう。では最後にひとこと言っておこう。アリス、サンキューフォーエバー!
【花守湖】さん [映画館(吹替)] 9点(2012-09-30 07:56:13)(良:2票)
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