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これは4DXで鑑賞しないと意味がない。絶対に名古屋まで見に行ってもらいたい。伏屋駅で降りてそこから歩いて映画館へ行け。灼熱の名古屋だから熱中症に気をつけろ。ただし息は整えておけ。さもないと映画館で倒れるかもしれない。結論から言うと「パシフィックリム」は4DXと抜群に相性が良い。これはフルボッコ映画なのだ。怪獣に殴られると椅子から降り飛ばされそうになる。すごい。魂まで持って行かれそうになる。ただし体調を崩す可能性もある。私は映画館から出て鏡をみたら顔が真っ白になっていた。昔、ボーンシリーズで手ブレ映画が流行したが、4DXは観客そのものが揺れる。ジェットコースターと同様に少なくともポップコーンを食べながら見られる環境ではない。鑑賞中は背中をボコボコに殴られるし、しかも水をかけられるし、さらには閃光をあびせられるし、挙句の果てには映画館全体が霧に包まれてスクリーンじたいが見えなくなることだってある。もはや映画どころではない。しかし未来の映画の1つの形としては観る価値は充分にあると言っておこう。4DXでは我々観客もダメージを受ける。1つ忠告しておく。怪獣に殴られそうになるときは身構えろ。椅子にしがみついて、降り飛ばされないようにしろ。シートベルトをしないから平気だろ?と思ってはいけない。予想を遥かに超えるくらい激しいぞ。しかもマッサージ機で背中のツボをジャストフィットされる瞬間のようにピンポイントに観客が攻撃されるのだ。主人公ロボが倒されると観客も痛みを感じるために「やられた!」という実感がリアルすぎる。だが、冷静に周りの観客を観る余裕も欲しいところだ。よく見ると観客が空中に飛び上がっているように見える。上下に揺れるのだ。観客が悲鳴を上げている。おかしくて笑みさえこぼれてくる。もはや映画どころではない。クライマックスになってくると3Dメガネが水浸しだ。冗談じゃない。ストーリーなど理解できない。ていうか理解するな。考えるな、感じろ、体感しろ。それをさせてくれるのが4DXなのだ。はっきり言うと世界が救われたのかどうかさえ理解できなかった。乗り物酔いのアネロンは必須だ。4DXバンザイ!
【花守湖】さん [映画館(吹替)] 10点(2013-08-15 22:52:45)(良:7票) (笑:2票)
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