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裏窓(1954) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 裏窓(1954)
製作国
上映時間112分
劇場公開日 1955-01-14
ジャンルサスペンス,コメディ,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 設定は面白い……でもクドイっ! セリフなしで状況を説明しようとするのは、じれったいとも思うけれど、ヒッチコックなんだから覚悟しております。それでも映像だけで状況を見せた後、さらにセリフで説明してくれるところ。冒頭の長回し→編集長からの電話→世話人(セルマ・リッター)が結婚をすすめるがイヤだと言う→恋人のグレース・ケリーがやってきて、もう一度結婚はイヤだと言う……なんてクドイんだぁ~!!! 双眼鏡&望遠レンズを駆使して病的に向かいのアパートを覗き見するJ・スチュワートなんですが、いつも肝心なところを見落とすっていうのもジリジリする気持ちに拍車をかけます。向かいの住人(宝石商)が怪しいといって、何度も友人の刑事を呼びつけるのも、やっぱりクドイ。それでも、グレース・ケリーが宝石商の部屋に侵入するところは、ドキドキハラハラしました。彼女の無邪気さが恐い。投げたフリスビーを尻尾をふりながら持ってくる子犬のような、ハンティングした獲物を得意げに見せたがる猫のように、好奇心の赴くまま、J・スチュワートに褒めてもらいたいという気持ちもあって突進していく彼女にビックリ。だってあんなに美しいグレース・ケリーがアパートをよじ登っているんですよ~。一方、宝石商が帰ってくるタイミングを見計らっているJ・スチュワートは、またまた肝心なときに他の部屋に目がいってしまい役に立たない。もしもケイリー・グラントだったら階上の美人ダンサーに目を奪われているのかもしれませんが、好青年(好中年?)のスチュワートは、階下のミス・ロンリーハートの自殺未遂に目を奪われてしまう。この辺は期待を裏切らないというか、スチュワートをただのスケベなマヌケおやじにしてしまうと、観客が納得しないのでしょう(というより私が納得できない 汗)。ところで、ラストシーンのグレース・ケリーはこれ見よがしにジーンズなんぞをはいていましたが、本当にスチュワートと共に辺境の国々(山とか谷とか)に行くんでしょうか?「女が旅行をするときはバックと指輪が必需品」というお嬢の彼女にはムリなような気もしますが、好奇心旺盛なのでなんとか対応するかも。二人で撮影旅行なんかしていたら、きっとトラブルの連続でしょうね(笑)。
元みかんさん 6点(2003-11-10 18:12:23)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 238件
作品の平均点 7.18点
作品の点数分布
000.00%
110.42%
252.10%
341.68%
493.78%
5229.24%
63615.13%
74920.59%
85422.69%
93213.45%
102610.92%
作品の標準偏差 1.88
このレビューの偏差値 46.66
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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