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《ネタバレ》 バカがつくほど善良な(フリをしている)人は嫌いです。帳簿の計算もできやしないお父さんは、イトコがオーナーをつとめる店の雇われ店主。お客になめられて、ツケでお酒をもっていかれる気弱なおじさんです。そこらへんまではちょっとカワイイかなって思っていたのですが……そのイトコが店にやってきて(このイトコっつーのが本当にいやなヤツなんですが)帳簿と合わないところをチェックすると言い出すといきなり狼狽。家にいた脱獄囚のひとり、ボギーが帳簿の改ざんをすると言い出したとき、ダメだダメだといいながら、あわよくばごまかしてもらおうとする小狡さをもっていたりもします。ボギーがハゲの郵便局長さんに、散髪セットを売りつけたときだって、普通は、必要ないものを売りつけたんだから、代金を後から返しにいくもんでしょう。それを売れてよかったって思っているあたり、この人は相当ダメな人です。あーーー、、、ヤダヤダ。一方、店主の奥さんの善良さは、いい感じ。ボギーたち3人を怪しいと思って警戒し、その後の彼らの行動をみて、警戒していた自分を恥じる。で、義理のイトコが死んだときも、驚きながらもけっこう嬉しそうだったし。人間味があるっていうんでしょうか、私はとても好きでした。この映画を見て感じたこと。それは、バカでマヌケで善良だけが取り柄の人(でも本当はそんなに善良でなかったりする人)って、ほんと付き合いたくないなぁってこと。クリスマス映画として許せません……が、それでもそこそこは面白かったのでこの点数、5点!
【元みかん】さん 5点(2004-08-29 16:00:31)(良:1票)
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