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《ネタバレ》 一番印象に残っているのは、ギリシャだかどっかの神々(預言者?予言者?)の復唱。初っぱなから登場してきたときには、目が点になってしまいましたです。はい。彼らはまったくもって謎の存在。まっ、ウディ・アレンの想像(妄想)の産物なんでしょうがね(笑)。「破滅だからやめておけ」とかブツブツ言っているんだけれど、なぜか次第にあの復唱が楽しみになってしまいました。彼らの中で特に忘れられない存在が、盲目の預言者なんたらかんたら(←名前忘れた)。盲目のくせに、妻の浮気現場を見たといい詳細に渡って告げ口をしている。夫のウディ・アレンは盲目だってわかっているくせに、浮浪者(これが預言者ね)の言葉を信じる。万事にわたって、こんな小毒のエッセンスが散りばめられています。まっ、ウディ・アレンものだから(笑)。多少の毒はしょうがないでしょう。そこそこの愛とそこそこの笑いがあればそれでいいんです。ただ、深く考えるとかなりヤバイ。ほがらかに終わるラスト、お互い子どもを連れている、ウディ・アレンとミラ・ソルヴィーノ。お互いに連れているのは自分の血をひいた子どもなのにそれを知らずに褒め合う……。ぞっとしますね。だってあなた、いわゆる不倫の末に生まれた子どもを連れているわけなんですよ。「あら?久しぶり」ってな感覚で世間話ができる神経に私は着いていけません(苦笑)。
【元みかん】さん 7点(2004-03-24 23:10:32)
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