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《ネタバレ》 さまざまなアクションがありますが、女刑事のエレベータでのアクションシーンが一等好き。銃を持つ手を足でひねって方向転換させ、自分を撃たせるようにするところがピンポイントで良かったです。開脚して左右の足で蹴っている静止画像もグッド。お約束っぽいんですが、チンってエレベータの扉が開くと家族連れが立っていて、子供が泣き出すところなんて最高でした。あの子供、トラウマでエレベータに乗るのが怖くなるよ。アクション以外では、やっぱりヴィッキーが姉の死体を前にぐちゃぐちゃに泣くシーンでギュ~っとなりました。VTR(っていうのかなぁ~アレ)で、姉の死の様子を知った彼女は自分を責めたことでしょう。私があんなところで警察に追われなければ、しかも自分が刑事にちょっかいを出したために追われるハメになって……。自分の逃走ルートを指示していなければ、何人の刺客がきても姉さんはやっつけていたに違いない……。ケンカした直後で、直接の仲直りをしていないまま姉は逝ってしまった。ああ、そこんところが香港映画っぽい。そもそも姉妹喧嘩の理由は、姉が自分を未熟だと言って暗殺の実行をさせてもらえなかったこと。一方の姉はというと妹の手を血で汚したくなかっただけなのに。そういう姉妹のやりとりは、ちょっと『男たちの挽歌』に通じます。ギャングの大物の兄は警官になる弟のために足を洗う。今作では姉は自分が婚約するということで仕事を辞めると決意するわけですが、足を洗う理由がなんとも女性っぽいです。女刑事が妹を見逃すのも、なんとなく恋愛感情(レズ?)を醸し出していますが、姉と同じ生年月日の刑事に親愛の情を感じたんでしょうね。男の物語だとちと不気味ですが、女性だからこそ許されるラストなんでしょう。こんなことを書きましたが、レズ映画ではありません。念のため。
【元みかん】さん 7点(2003-10-23 00:11:43)(良:1票)
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