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《ネタバレ》 カトリーヌ・ドヌーブの娘さんが、本っ当にいい子。20年前のカーニバルで女王になった母に対して「もうちょっと美人じゃなかったらいいのに」なんてつぶやきながら、対抗して自分が女王になるっていうんじゃなくって、友達が女王になるのを素直に喜んであげる。皿洗いなど、家事手伝いもやっているし、親の色恋沙汰にも拗ねたりしない。話づらそうな雰囲気を察知すると、席を立つ(しっかりドアの外で聞き耳を立ててはいるんですが(笑))という気配り上手さん。もう、抱きしめてあげたくなるくらいかわいらしい。こんな子どもウチに欲しいくらいです。ことの起こりは20年前にドヌーブに懸想しながらも行方をくらました幼友達が町に帰ってきたことからはじまります。裏切られたと思っているドヌーブと、彼とずっと張り合ってきた夫は気が気じゃない。彼のほうも黒人の奥さんをもらい、娘と息子に囲まれた生活をしているというのに。はじめ、心の固かったドヌーブは、なんて高飛車で支離滅裂な女なんだと思ったけれど、事の真相がわかり心がほぐれていって夫を愛していると認識。いい感じの女性に変貌しました。幼なじみの彼の奥さんやその娘(新しい女王ね)もいい人たちです。なのに、男連中ときたら、意地をはって喧嘩する……ダメダメちゃん。それでもラストでは、みんな収まるところに収まって、ハートフルな話だねって風にエンディングを迎えるので、後味がとてもいい映画です。
【元みかん】さん 7点(2003-11-07 03:20:27)
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