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三人の名付親 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 三人の名付親
製作国
上映時間106分
劇場公開日 1953-05-20
ジャンルドラマ,ウエスタン,小説の映画化,クリスマスもの
レビュー情報
《ネタバレ》 欧米人の名前にまつわるエピソードって、すごく面白いです。日本人よりも、名前のバリエーションは明らかに少ないのに、それでも自分の名前に対する誇りは大きい。ここのところがとても不思議なんですよね。映画の中でも、名前を間違えるっていう小エピソードなんかがいっぱい描かれているし。神様の名前をもらっている、欧米人の名前に対する意識は、日本人の名前に対する意識とはきっと別次元にあるんだろうなぁと、なんとなく考えてしまう今日この頃です。この映画でも、スゥイートというラストネームで笑われる保安官。そして、当のジョン・ウェインもフルネームは笑われる(笑)。ミドルネームを隠していたんだろうに、法廷で名前を読み上げるときにいやおうなしに響きわたる。先に相手を笑ったもん勝ちみたいなノリがけっこう好きです。そして、赤ん坊につけられた名前をいちいち訂正する(笑)。私の名前は、読み間違えられやすい(というより一発で読める人がほとんどいない)ので、子どもの頃から名前を間違えられても気にしない性格になってしまいましたが、仕事でやりとりをするファックスのあて名が、漢字ではなくカタカナで書かれているとイヤな気持ちになってしまいます。……あれ?また本筋からそれた。話題を元に戻そう……。で、この3人組は、銀行強盗をする無法者なんだけれど、リーダー格のジョン・ウェインは、銀行だったら盗難保険に入っているから、多少盗んでも大丈夫という、彼なりの哲学があったのでしょう(想像です)。「絶対に銃を撃つな」とキッド(ハリー・ケリー・Jr)に命令しているところで、なんとなく想像できます。残り少なくなった水を、一番体力のないキッドのために譲る。そのキッドも赤ん坊と一緒に行動するようになってからは、自分ではなく赤ん坊のために水を使いたいと思う。そんな行動に、とてもぐっとくるのですが……いかんせん、途中で二人が死んでしまうのがいただけない。どうせだったら誰も死なずに最後、笑顔の再会+相変わらず赤ん坊の名前でワーワー言うっていうのがよかったのになぁと思うのです。せっかくロバが出てくる展開なんだから、それくらいあってもいいんじゃないかなぁ。
元みかんさん 7点(2004-08-29 10:05:21)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.69点
作品の点数分布
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200.00%
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417.69%
517.69%
6323.08%
7646.15%
817.69%
900.00%
1017.69%
作品の標準偏差 1.38
このレビューの偏差値 51.61
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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