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赤い風車 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 赤い風車
製作国
上映時間123分
劇場公開日 1953-05-13
ジャンルドラマ,実話もの,伝記もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
傷つくのがイヤで、好きな女性に対して威張ってみせたり、卑屈になったり…。アルコールに依存して、自分の肉体と精神をいじめ続けるロートレックに対して「できれば前向きに生きて欲しい」と、彼の母親のように願うことしかできない。私には、とうてい彼のような極端な生を理解することはできない。映画の前で、というより、ある人生の前には誰もが無力だ。ロートレックは人からの視線と言葉に傷つき、自分をいじめることで、彼のために心を痛める人をいじめ、周りの人からの陵辱をアルコールで緩和してきた。ロートレックの描くムーラン・ルージュのイラストは、踊り子たちがとても健気にみえる。というのも踊り子を囲む紳士たちが冷たく感じられるからだ。絵に何の知識もない私が感じることなのでまったくトンチンカンなことを言っているだけかもしれないけれど、踊り子の健気さにちょっと感じるところがあり、若い頃、このムーラン・ルージュのポストカードを部屋に飾っていたことがある。このお話は、映画なので一部を描いているだけでまったくの事実ではないけれど、あのポストカードにはこんなストーリーがあったのかと思うと、感慨深いものがあった。かなりつらいお話なので、お勧めはできないけれど、私は興味深く見ることができた。
元みかんさん 7点(2005-02-13 23:19:38)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 6.91点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.08
このレビューの偏差値 50.77
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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