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傷だらけの男たち のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 傷だらけの男たち
製作国
上映時間111分
劇場公開日 2007-07-07
ジャンルドラマ,犯罪もの,ミステリー,刑事もの,ハードボイルド,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 最初から犯人は割れているので、謎解きの面白さは犯人探しではなくて、主人公の内面探し。このアイディアは悪くないと思うのだが、いかんせん話しが意味もなく複雑すぎるし、やや無理がありすぎると思った。(チャンドラーのハードボイルド小説などが好きな人にはこういうプロットは好まれるのだろうか?)「オールドボーイ」とも通じるような、主人公の執念深さ・残酷性は、動機はともかくとしても、日本人にはちょっとついていけない部分も多いのではないだろうか?いくら親のかたきといっても、その娘は関係ないでしょう。しかも一緒に暮らした女をあんなふうに残虐に殺すことが出来るかなぁ?ということでトニー・レオンにぜんぜん感情移入はできなかったです。(トニーレオンは役作りにかなり苦しんだらしいけど当然でしょう。)
中国映画や韓国映画にはこういう理解に苦しむメンタリティが時々出てきます。そこが面白いともいえるのですが。たとえば過去の日本軍の行いをいつまでたっても許そうとせず執念深く徹底して糾弾する中韓の国民性と、米軍に原爆を落とされて何十万人も虐殺されてるのに、終戦したとたんにもう赦してしまう日本人の国民性、その断層というのは深くて大きいなあ・・・などと、映画とは関係ない感慨に改めて耽ってしまいました。
ウェルテルさん [映画館(字幕)] 5点(2007-07-26 18:11:04)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 5.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.22
このレビューの偏差値 50.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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