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この森で、天使はバスを降りた のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 この森で、天使はバスを降りた
製作国
上映時間117分
劇場公開日 1998-01-15
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 激しい恋愛や派手なアクションシーンはない。感涙するような場面もなかったが、優しくさり気無い演出が
鳥肌が立つ感動を起こさせた。作文コンテストを開催して、大量に届いた作文を町中の人で
読む事になった場面とか、座ったきりの老人がその作文を読んで外に出る場面とか、何の
セリフもなく数十秒のシーンなのに色々な事を想像させられる。

おそらく手紙を読むうちに、TVばかり見て過ごすうちに忘れてしまっていた町の美しさなどを
思い出したんだろう、それが大げさに演出されておらず、見る側の想像力次第で感動が何倍にも増幅される。正直パーシーが疑われる流れは強引な気はしたが、パーシーを疑った甥も葬式で自らの罪を告白し考えを改め、
老婆の息子もパーシーに対する罪の意識かパーシーが思い出させた人の温もりか、何らかの影響で母親との
再会に成功する。これらの何人もの人間ドラマはパーシーが死ぬことで成立した劇的な変化だ。
店の新しい経営者に、パーシーと似た境遇の人物が選ばれる事で、パーシーの意思は生きていく
といった、死という事にたいする意味すらも考えさせられる。
六爺さん [DVD(字幕)] 9点(2009-01-24 03:27:27)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 218件
作品の平均点 7.20点
作品の点数分布
010.46%
110.46%
210.46%
352.29%
483.67%
5209.17%
63415.60%
74118.81%
85927.06%
92411.01%
102411.01%
作品の標準偏差 1.84
このレビューの偏差値 55.32
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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