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さや侍 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 さや侍
製作国
上映時間103分
劇場公開日 2011-06-11
ジャンルドラマ,コメディ,時代劇
レビュー情報
松本人志監督の三作目であるが、あの退屈極まりない「大日本人」が名作だと思えてしまうほどの駄作であった。
ただ、ただ痛々しいだけの映画であった。
吉本興業のベルトコンベア式タレント工場であるNSCの一期生の松本は、タレントの安定配給システム確立のために「天才」に祭り上げられた犠牲者であるのかもしれない。
松本は、「天才」と自分の才能とのギャップに気づいて背伸びをしているのか、それとも自分が「天才」だと信じ始めてしまっているのか・・・
ひとつ言える事は、自分にしか理解できない面白さは「天才」ではなく「独りよがり」なのである。

内容的にはまず、ネタに新しさがない。
これはテレビの「筋肉番付」なのか?それとも「お笑いウルトラクイズ」なのか?「びっくり日本新記録」なのか?
しかも主役の男に一生懸命さが見えないので少しも笑えない。
そして、登場人物の行動に理由が見出せない。
娘が若君に薬草を届けたり、門番がアイデアを考えたり、とってつけたようなシーンの連続だ。
脇役達のキャラクターはステレオタイプで陳腐だ。以下省略・・
その点では、日本映画をダメにした60年代のご都合主義映画と何ら違いはない。
本人は、映画の常識を壊したつもりなのかもしれないが、過去の映画やテレビの焼き直しに過ぎない。しかも酷く劣化させてしまっている。
それとも日本映画やTVがやってきたことは「こんなにつまらないんだよ」と言いたいのだろうか・・・
りゅみぇ~るさん [DVD(邦画)] 0点(2013-01-07 10:45:15)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 53件
作品の平均点 4.60点
作品の点数分布
059.43%
123.77%
211.89%
3916.98%
4611.32%
51324.53%
647.55%
7713.21%
847.55%
911.89%
1011.89%
作品の標準偏差 2.41
このレビューの偏差値 42.10
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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