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題して「みんな生まれて初めて破滅を目にする映画」
ほとんどアニメは「悪の支配」→「正義誕生」→「正義がんばる」→「正義やばい」→「正義逆転」→「悪やられる」→「正義と悪仲直り」→「めでたしめでたし」と進んでゆく。これは他の宮崎アニメにもいえること。しかし、この映画は破滅に進んでお送りされます。もし、ラピュタをこの公式に当てはめるのであれば、最後は、ラピュタは地上に降り、パズー、シータ、ムスカ仲直りみたいな。しかし、ラストは崩壊。ラピュタは空高く飛び、帰ってこない。ここで起こる切ない感じ。多くの子供が、公式どおりのアニメを見る延長でこのラピュタを見て、初めて「崩壊」を体験するでしょう。宮崎駿映画の中でも、今でも多くの人にこれほどにまで高く評価されるのは、この崩壊によるショックが強く影響しているのかもしれないですね。 音楽もすばらしい。着メロ(トランスバージョン)としてもお世話になっています。なぜか小さい頃このテーマを聞くと震えがした思い出があります。今でも、軽くビビビときます。これもショックの一つなのではないでしょうか。 ちなみに、この前、空からメス猫が降ってきた。デジャブーでも正夢でもない。もちろん、飛行石でもさらにない。 【anz】さん 8点(2004-08-17 00:00:05)
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