Menu
 > 作品
 > ラ行
 > ラストレター(2020)
 > まさかずきゅーぶりっくさんのレビュー
ラストレター(2020) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ラストレター(2020)
製作国
上映時間120分
劇場公開日 2020-01-17
ジャンルドラマ,ラブストーリー,ミステリー,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 岩井俊二がぜんぜん変わってなくて安心しました。
今日本で一番描写の美しい監督さんじゃないでしょうか。
「花とアリス」見た時に感じた、この監督さんの女性的で非常に淡い描写の
上手さを思い出しました。

生まれ育った故郷の変わらぬ情景を見て、懐かしさに浸るあの感覚。
誰しも持っている幼い頃の甘酸っぱい思い出とシンクロさせて観てしまいました。

そして出演者、特に女性は皆ナチュラルで伸び伸びとした演技で好感が持てました。
「この恋あたためますか」を観てから、森七菜ちゃん目当てで遡って見ましたが、
清潔感と透明感がありまくり、輝きまくっておりとっても素敵でした。

しかしなんで遺書として遺すほど好きだった高校~大学時代それほど好きだった人と
別れてしまったのだろうか。不幸な生活の中で鏡史郎に相談できなかったのだろうか、
何とかやり直せなかったのだろうか、と、なんとも言えないもの悲しさを感じました。
(あの時にああしていれば・・・)という後悔が主題ですね。

ただ脚本も比較的淡々と進む話でもあり、大きな展開もさほどないので、
岩井監督の美しい描写、出演者の自然な演技、俳優さんのファンとか何かが刺さらないと
物足りない作品に感じるかもしれません。私は岩井監督の描写に心地よさを感じるので
とても満足でした。
まさかずきゅーぶりっくさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2021-01-16 17:16:05)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 7.20点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
414.00%
500.00%
61040.00%
7520.00%
8312.00%
9312.00%
10312.00%
作品の標準偏差 1.55
このレビューの偏差値 53.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ラストレター(2020)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS