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才能ある監督、才能ある俳優が集っても、必ずしも一級品の作品が出来上がるわけではないと少し残念に感じた映画でした。やっぱり「いまを生きる」「グッドモーニング、ベトナム」「ミセスダウト」のロビンが好きな私にとって、こういう犯人役は物足りません。演技の上手い下手じゃなく「キャラじゃない」と思いました。メグ・ライアンの「イン・ザ・カット」もだけど、俳優はイメージを脱却したいからと敢えて逆の作品に出たりしますが、観客はそれでも前のイメージと比較してしまうのです。アル・パチーノは繊細な心情をさすがの演技力でした。クリストファー・ノーランは若くして才能人だと思いますが、オリジナルの脚本のメッセージみたいなものをイマイチ掴み切れていなかったんじゃないかな?と少し思いました。それでも映像は綺麗だし重々しい作品ですが起承転結はあり、悪い映画ではありません。期待をもたせるメンバーの割には地味だったなという印象を受けました。
【まさかずきゅーぶりっく】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-07-20 14:00:54)
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